新型コロナも少しずつ落ち着いてきて、以前の様に活発に外出する人も増えましたね。
まん延等防止措置が解除されてからしばらく経つものの、直後は毎日発表される陽性者数も増加傾向が続いていたため、なかなか外出を推奨するコメントはし難い日が続いていました。。。
期間中は当然の様に、一本クヌギのお客さんの数も減少傾向で多少打撃は受けているものの、その反動があってか、最近では平日でも以前よりお客さんが増えた印象です。
さて、大分県にお住いの方はもちろん、一本クヌギへ遊びに来るお客さんの中には県外からお越しの方も多いですよね?
せっかく大分に来たからと、別府や湯布院に立ち寄って温泉に入って帰る方や、久住高原をドライブして帰る方もいる様ですが、もう一つ忘れちゃいけないのが、大分県は魚が美味いって事です!!
豊後水道に面したリアス式海岸は波も穏やかで、漁業に最適。
特に県南の佐伯市は天然物に限らずブリやふぐの養殖も盛んですし、津久見市では保戸島周辺で美味しいマグロが安価に食べられるなど、大分の東側にも魅力がいっぱい♪
ただ、県南になると一本クヌギからは遠いので、宮崎県へ帰る方を除いては、帰りに寄ってみてとはお勧めし難い。。。
しかし、大分市内からそう遠くない場所にも”あの有名な場所”がありますよねえ?
そう!佐賀関ですよ~!
全国各地に出荷されるブランド魚、関あじ・関さばと言う高級魚で、関東で食べると1匹5000円以上、時期やサイズによっては1万円を超える値段が付く事も珍しくはなく、とても気軽には食べられないだろうと思われがちなのですが、そこは地元の強みですよ(笑)
なんと、1000円も出せば普通に食べられます!
今日は佐賀関のおすすめスポットを紹介したいと思いますので、時間の都合が付けば是非足を運んでみてください♪
■コスパ最強の海鮮丼が食える!関あじ関さば館
佐賀関は大分市の北側、197号線を東方向へ走り続ければ市内から約30分で到着します。
景色も綺麗なのでドライブのついでだと思えば苦になりませんね~♪
目的地としては、国道九四フェリーの発着場となっている佐賀関港を目指して行けば案内看板もあるので分かりやすいと思いますが、港へ向かう途中で道の駅もあります。
ただ、ここで誘惑に負けないで!!
道の駅はリピーターに期待しない観光客狙いなのか、ここで食べられる丼物は価格のわりにちょっとクオリティが…(汗)
営業妨害と思われたら困るのであまり大声では言えませんけど、事実なので(笑)
お腹は空いていると思いますが、我慢して、どうか!もう10分だけ頑張って走ってください!
絶対に損はさせませんよ!
佐賀関港を過ぎたら、左手方向に関崎海星館・関埼灯台の案内看板がありますが、そちらへは曲がらずに真っ直ぐ道なりに走り続けます。
海岸沿いを走る曲がりくねった道が続くので、ちょっと不安になるかもしれませんが、途中で道が広くなり、その先にあるのが目的地の「あまべの郷 関あじ関さば館」です!!
休日のお昼時は駐車場がいっぱいで入れない事もあるくらいの人気店ですが、14時を過ぎた辺りから急激に空くので、その辺りを狙って行くのも良いかもしれません。
ちなみに食事処としては信じられないほど早く、コロナ過の時短も何も無関係に17時閉店となるのでご注意ください。
1階は道の駅の様なお土産や海産物を売っているお店で、2階がレストランになっています。
席は座敷やテーブル席、海の見えるカウンター席の他、天気の良い日におすすめの屋外テラスなどがあります。
ここがお勧めし易い理由の一つでもあるのですが、ご覧の通り椅子などはどこにでもある飾り気のない物で、特に凝った装飾などもありません。
カップルに最適な海の見えるオシャレなレストラン!…と言った感じではなく、お子様連れの家族や男同士でも入り易い大衆食堂の様な雰囲気のお店なので、格好も気にしなくて大丈夫(笑)
とは言っても、きちんと清掃も行き届いており、床やテーブルはもちろんトイレなども綺麗なので衛生面でも安心ですよ。
また、お子様連れならお子様ランチ、生物が苦手な方にはとり天などの名物が乗った天丼、あら煮などのメニューもあります。
まずはこちらがインスタ映えする名物の「海鮮丼」です。
大分県に観光で訪れた方や、初めて佐賀関で関あじ・関さばを堪能しようと言う方には、旅の思い出としておすすめのメニューです。
とは言っても、県内の新鮮な魚介類を食べ慣れた層にとっては、パフォーマンス要素の強いメニューなので特に選ぶ理由はないかもしれません。
これ、悲鳴を上げる女性を時々見掛けますが、なんと1200円で食える活造りです♪
テーブルに置かれた直後は魚が生きているので、時々切り身が飛びそうな程跳ねる事があります(笑)
説明するまでもなく鮮度は抜群ですが、ATPが分解されて十分にイノシン酸が増えてからの方が美味いに決まっているので、活造りは鮮度をアピールするためのパフォーマンスに過ぎないわけですよ。
生きた魚を見た事がない都会育ちの方にはウケます(笑)
本当に美味いのはこっち!!
漬けで寝かせた超おすすめメニューの「りゅうきゅう丼」です。
関あじ・関さばの他、ブリも入っている様ですが、これでなんと1000円!
ちなみに、200円追加で大盛りが注文できるのですが、わずか200円の追加で魚は1.5倍ご飯は約2合と、総量が約3倍になって出て来るので小食な方はご注意あれ!
迂闊に注文すると、良い意味で吐きそうになります(笑)
おまけに、ドリンクバーは無料!!
県外から来た方には信じられない様な値段でこのボリュームなので、コストパフォーマンスは最強ですよ!
もちろん、味も格別なので是非一度は足を運んでみてください♪
■周辺スポット散策
お腹いっぱいになったところで、佐賀関周辺を少し散策してみましょう。
先程の関あじ関さば館から更に先へ進むと臼杵市の方へ抜けてしまうまで何もなく、距離も結構あるのであまりお勧めはできません。
佐賀関港の方へ引き返してみましょう。
ちなみに、佐賀関港からフェリーで四国の愛媛県に渡れますが、そちらは大分県ではないので紹介は省きます(笑)
佐賀関~愛媛県の観光に興味がある方は、こちらの記事で紹介していますのでご覧ください。
今回は、先程スルーした関崎海星館の方へ向かってみます。
港へ引き返す方向に進むと、右手側に案内看板が出ているので、そちらへ向かいます。
坂を下った先が港町になっていて、この周辺にも関あじ・関さばが食べられる飲食店が何店かあります。
また、この周辺では恐らく唯一?のコンビニ、その他は地元のスーパーマーケット「セキストア」など。
全国区ではない、ローカルなお店ってちょっと好奇心で立ち寄りたくなりますよね~?(笑)
その先へ進んで行くと、正面に大きな鉄工所、そのまま道なりに曲がって少し走ると、右側に関崎海星館の案内看板がある上り坂が見えますので、右折して山を登って行きましょう。
路面はそれ程悪くないので、車高の低い車でも問題なく通れますが、見通しの悪い急カーブが多く、所々すれ違いが困難な狭い場所があるので対向車には十分注意しましょう。
結構狭い…ガードレールもない(笑)
まあ、実際には車1台なら何の問題もなく十分余裕を持って通れる幅ですし、当然ながらこんな場所でスピードを出して走っている車はいないので、しっかり前を見て運転していれば大丈夫です。
しばらく走ると左側に海星館の入り口があるのですが、なんとこの日に限って休館日だったため紹介できず…
海星館はこれと言って見る様な物は少ないのですが、景色が良い事で人気のスポットです。
また、お子様連れの方は館内で海の生き物の標本や宇宙関連の展示資料を見る事が出来たり、ちょっとしたお土産も扱っています。
その他、結構頻繁に何かしらの体験イベントをやっていて、夏休みシーズンには夜間イベントも人気がある様です。
ちなみに、海星館の展望台から見下ろせる位置に、関埼灯台が見えますが、敷地内から歩いて灯台まで向かう人が多いです。
…が、海星館から徒歩で灯台に向かうと凄く時間が掛かるし、めちゃくちゃ疲れます(笑)
実は、灯台には海星館の敷地内からのルートだけでなく、道路側から直接向かうルートがあります。
海星館から更に下った位置に広い駐車場があるので、そちらに車を停めたら、写真の中央に写っている鳥居をくぐって進むと灯台に直接アクセス可能です。
直接アクセス可能とは言っても、そこそこ歩く事になるんですけどね(笑)
それでも、海星館から向かうルートに比べると斜面も緩やかで、距離も所要時間も全然違います。
一応整備はされていますが、梅雨時期や雨上がりは滑り易いので、歩きやすいスニーカーで向かいましょう。
森を抜けると、海星館から下ってくるルートと合流して、灯台の入口前の広場に出ます。
この古ぼけた感じ、夕暮れ~夜間に訪れると肝試しに良さそうな雰囲気ですね~!
って、こんな場所へ夜間に訪れる勇者はなかなかいないと思いますが(笑)
道中にイノシシが荒した様な場所もありましたし、この場所と言うより、ここに来るまでの道が危険です(汗)
おまけに頭上から何か降って来ましたよ。
椿(ツバキ)の実ですね。
お茶の仲間なので、葉っぱや実は似ていますが一回り大きいです。
と、そんな事より椿が生えていると言う事はですね。。。
チャドクガが生息している可能性が高いので、綺麗な花が咲いていても、不用心に触れたりしない様に!!
幼虫の毛虫は猛毒で有名ですよ(汗)
こんな場所でアナフィラキシーショックを起こしたら、想像通りの結末を迎えそうです。。。
門を過ぎると通路の先に灯台が見えます。
…って、なんだか思ったより小さい?
灯台ってこんなモン??(汗)
入口の扉には何やらQRコードの付いた案内が。
灯台について詳しく知りたい方は、訪れた際にコードをスキャンしてみてください(笑)
敷地内には入れますが、さすがに灯台の中には入れないみたいですね。
佐伯市の鶴御崎灯台は中の見学が可能でしたが、最近は入れなくなったみたいですし、開放すると荒すような人がいるのか、単純に危ないのか。。。
かなり古そうな灯台ですが、定期的に外観の整備もされているのか、思ったより綺麗に保たれていますね。
そのまま灯台の外周を歩くと、奥の方で海の景色が見れそうですよ♪
…と思ったけど、比較的低い位置にあるためか、予想以上に景色はショボい(笑)
景色については、上の海星館の展望台から見た方が良さそうですね。
メインの灯台は思ったより小さいとは言っても、さすがに近付くとそれなりの迫力はあります。
夜になると上の明かり窓からピカピカと光が放たれるのでしょうが、ここに暗くなるまで待機するつもりはないので撤退しましょう。
待って!灯台を紹介して終わり!?って思う人も多いでしょうけど…
佐賀関って、何か見る場所って言ったら海星館と灯台くらいしか思いつかないんですよ(笑)
釣りなどで訪れる方には良いかもしれませんが、ちょっと観光で紹介するには難易度が高いかな?
海辺のドライブには最適なので、寄り道くらいの気持ちで訪れてみてください。