いつも一本クヌギ・スピードウェイをご利用頂き、ありがとうございます!

サーキットに足を運ぶ方は、コースを走るとは限りませんよね。

観戦が好き、駐車場やピットに停まった車やバイクを眺めるのが好き、写真を撮りたいなど。

走る人も目的は様々。

ライバルより速く走りたい!と闘志を燃やす方、黙々と自分との戦いでラップタイムを削る事に尽力する方、家族や仲間と一緒に和気藹々とレジャー感覚で楽しむ方、平凡な日常のから解放されたい、社会の喧騒から離れたいとストレス解消に来る方。

人それぞれの楽しみ方があると思います。

とは言っても、腕を磨きたい!と考える人はもちろん、速い遅いは気にしないよ!と言う人でも、折角走るのであれば、自分がどれくらい上達したのか、セッティングは上手くいってるのか、それらを確かめるための指標として、是非タイムを測ってみては如何でしょうか。

しかし残念な事に、クヌギにはタイム計測のサービスはありません。

でも、昔と違って便利な時代になりました!

今日は、気軽にタイムを測る方法を紹介するので、是非みなさんもタイム計測を始めて、クヌギをもっと楽しんでみませんか?

◆お手軽な赤外線方式の簡易計測器

◆走行ログの分析に使えるGPSアプリで計測

◆イベントに参加しよう!

 

■お手軽な赤外線方式の簡易計測器

お手軽で、最もコストの掛からない計測方法としてはストップウォッチなどがあります。

ストップウォッチはご存知の通り、自分でスイッチを押してタイムを計測する道具になりますが、この場合は一緒に走りに来た仲間に押してもらうのが良いでしょう。

とは言っても、手計測では精度が良くないですし、1人で走りに来た時は自分で押すと言うのも大変。

そんな時に活躍するのが、赤外線方式の簡易計測器です!

これが結構便利で、価格帯は5000~8000円程度で販売されています。

コースに埋められた計測用磁石に対応した磁気センサータイプだと20000円以上したり、GPSで計測するタイプが15000円程度で売られていたりしますが、高価になると気軽に…とはお勧めし難いですし、GPSを選択するならもっと良い計測器があるので次の項で紹介します。

…とは言っても、オレはこれが良いんだ!と言う方は、止めはしません(笑)

ただ、一本クヌギ・スピードウェイには磁石が埋まっていないのでご注意ください!

車に設置した赤外線計測器(モニター部)の例

話を戻しますが、赤外線方式の計測器の構成は、タイムを表示するモニター部分とそれに接続される受光器、そしてコース脇のスタート・ゴールライン横に設置する投光器となっています。

乾電池などで動作(モニターは車両から電源供給できる物もあり)し、投光部を向けた方向へ一直線に赤外線のレーザーを照射します。

投光器を設置した方向へ受光器を向けて取り付けた車やバイクでその真横を通過して、受光器が赤外線の信号を受け取ったら、モニターにタイムが表示されると言う仕組みです。

投光器は大体の機器で共通して使えるため、誰かが一つ持っていれば大丈夫。

後は、各自が受光器を正しい位置に取り付け、モニターを確認し易い場所に設置すれば複数台で走っても、それぞれが目の前のモニターでタイムを確認する事が出来ます。

価格の違いは、投光器の信号強度だったり、受光器の精度、防水性の有無、モニターのサイズ、本体の機能(1周のみの表示だったり、数ラップ~数十ラップのログが残ったりなど)に差がある場合など、価格に違いがある様ですが、一概に値段に比例して性能が良いと言うわけでもない様なので、安価な物でお試しに使ってみるのが良いかと思います。

ただし、欠点はタイムを測るだけで詳細な運転データは収集出来ません。

また、受光器で信号を受けると言う方式のため、時々計測ミスが発生したり、取り付け状態による誤差もあり、あくまでも目安タイムを知るに留まるツールだと考えた方が良いでしょう。

 

■走行ログの分析に使えるGPSアプリで計測

ストップウォッチや赤外線を利用した計測方法の他に、GPSとスマホアプリを利用したハイテク計測もあります。

GPSを使ってタイムを測るだけ?

いえいえ、そうではありません。

なんと、アプリ上で自分の走行ラインや各ポイントでの加減速状況、車速などが記録可能で、使用するアプリや設定次第では他のデータもロギング可能です。

そして更に、それを簡単に画面でチェック出来るので、後から自分の走行の分析をするのに役立つ便利な機能があります。

スマホやタブレットにもGPSアンテナが内臓されており、カーナビやその他位置情報サービスを利用出来ますが、そのまま単体で使うと少々問題が発生します。

車に取り付けたDG-PRO1の例

正確に走行ラインをトレースし、正確なタイミングでゴールライン通過を判定しなければならず、これには端末に内臓のGPSアンテナでは更新周期が追いつきません。

そこで、高更新型のGPSレシーバを使用する事で、常に正確な位置を記録します。

通常、内臓型のGPSは1Hz(1秒間に1回の更新)ですが、タイム計測に使用するGPSは5Hz以上(1秒間に5回以上の更新)が推奨されているため、外部アンテナを使用するのが一般的です。

一例を挙げるとDG-PRO1Garmin GLO2の他、Qstarz BT-Q1000XTなどが人気です。

配線が面倒だったり、複数の車両で使用する方は単体で持ち運びが容易なバッテリー内臓タイプを。

バイクで使用する場合は、防水タイプが望ましいです。

取り付けは、テープで固定したり、ポケットに入れておくだけでOK!

GPSレシーバを用意したら、後はスマホを準備するだけでいつでもどこでも計測が可能になります。

ダッシュボードに設置したスマホホルダー

最近では車用のホルダーはもちろん、バイク用のスマホホルダーなども販売されているので、用意したスマホを確認し易い場所に設置しておけば、周回する度にラップタイムを常時確認する事も出来るのは有り難いですね。

GPSレシーバは少々値が張るのが難点ですが、なんとスマホアプリに至っては、無料で使えるRace Chrono(Google Playストア)など、機能が非常に優秀なアプリがあるので、トータルで考えるとかなり安いと言えるかもしれません。

Bluetoothのペアリングやアプリの設定方法など、詳しい設定や使い方はこちらの記事を参考にされてください。

関連記事:スマホでタイム計測!

 

■イベントに参加しよう!

走行会のピットの様子

自分で計測するだけでなく、イベントでタイムを記録してもらうと言う方法もあります。

例えば車の場合、公認イベントのクヌギランナーに、クヌギの公式タイム計測とランキングの集計を委託しております。

定期的に開催されるクヌギランナーに参加する事でタイム計測をしてもらい、同時に公式ランキングにも掲載されます。

腕試しをしてみたい方、自分のラップタイムを知りたい方は是非ご参加ください!

2020年現在、バイクとカートの公式タイム・ランキングを扱う公認イベントはないため車のみとなっておりますが、将来的には全カテゴリーでの公式記録を掲載出来る様に計画を進めているところです。

また、クヌギランナー以外でも、独自に赤外線計測器の貸し出しや、ストップウォッチで簡易計測してくれる個人主催のイベントが時々開催されており、バイクやカートも例外ではありません。

イベントは単なる競争だけでなく、同じ趣味を持った仲間との交流の場と言う側面もありますので、趣味を充実させたい方は是非参加する事をお勧めします。

みんなで仲良く走るのは楽しいですよ♪

FacebookやTwitter、みんカラなどのSNSでオフ会や走行会イベントの情報が掲載されている事がありますので、興味のある方は時々チェックしてみてください!

関連サイト:クヌギランナー