市内でも車を見掛けてお気付きの方も多かったかもしれませんが、10月15日(水)にヨーロッパ各地から集まったクラシックカーをお迎えしました。
昨年の10月から密かにおもてなしの準備を進めておりました(笑)
滅多にない機会なので本来なら大きく宣伝したい気持ちはあったのですが、ご存知の通り一本クヌギの敷地は大きなサーキットと違って駐車種ペースにも限界があるため、当日の混雑を避けるために公表は控えておりました。。。
受付のカウンター横にこっそり冊子を置いていたので、気が付いた少数の方は見学にも来られた様子でしたね♪
気が付いた方はラッキーですが、見逃してしまった方のために当日の様子をご紹介したいと思います。

当日に会場に集まった車両は、遥々ヨーロッパ各地から海を越えて来日されました!
日本国内ではなかなか見られない博物館級の貴重な車ばかりですが、動いているだけでも驚きなのに、なんとこれから一本クヌギ・スピードウェイのコースを走ると言うのですから感激しちゃいますよね!!
いよいよ一本クヌギもグローバルなサーキットとなりましたかね?(笑)

こちらはイギリスのRally the Globeと言う、クラシックカーのラリーで世界中を回っている団体様が企画されたイベントで、旅行会社のオックスフォード・インターナショナル・エクスチェンジ様が日本国内のツアーを計画してご案内しているそう。
察しが良い人はお気付きだと思いますが、一本クヌギのコースはその”ラリー”のコースの一部として設定された区間と言う事になります。
9月中旬に北海道から出発して、本日10月15日が大分から阿蘇、翌日の16日が阿蘇から福岡までの区間を走る最終日となり帰国予定だそうです。
1ヶ月掛けて日本を縦断する旅で、目立つ車の大移動となると黙っていても皆さん気付くようで、他県ではテレビのニュースや新聞でも話題になっていました(笑)
20台を超えるクラシックカーと、旅をサポートする大勢のスタッフさんで、大変だけどすごく楽しそうですね♪

予定時刻になると、続々と集まってくるクラシックカー。
気が付けばあっと言う間に表のエリアがクラシックカーで溢れ返ってます!!(驚)

ポルシェ・911など、日本でも良く知られる有名な車もありますが、半数以上は古い映画でしか見た事がないような名も知らない車ばかり。
ワクワクを通り越して圧倒されてしまいますね!

意外な事に日本車もいましたよ♪
こちらは日産のフェアレディZですね。
音や走る様子を見てもわかりますが、相当コンディションも良いですよ!
貴重な車でも、大事に大事にガレージの奥に眠らせておくより、気兼ねなく走らせてやる方が生き生きしていて車も幸せでしょうね♪

ラリーのコースとなっているので、もちろんここからタイムアタックが行われます。
日本にはめったに来ないでしょうし、テレビゲームですら見掛ける事がないだろう一本クヌギのコースはイメージトレーニングをする暇もなさそうですが、ぶっつけ本番で大丈夫なのでしょうか?

そんな心配は不要だったようで、コースイン直後からいきなり全開で走り回ってます!!(笑)
古い車ってパワーがなくてもっと遅いのかと思っていましたが、排気量が大きいからでしょうか?かなり速いですよ!
排気音の迫力もあります♪

ここ、難しいところですけどね、まるで常連さんのように上手くクリアしていました。
それもそのはず。
林道やオフロードも当たり前のように走って来ているので、相当走り慣れている証拠ですね!

こちらもメルセデスだと言う事はわかりますが、車名まではわかりません(笑)
かなり古い車なのは間違いないですが、走りはすこぶる快調♪
デザインもオシャレでシブいですよね~

走っている間にも、次から次に見た事もない車が到着します。

こんな感じの車、古い映画では良く見掛けますよね~
ビートルみたいな小さいイメージを持っていましたが、実物は思ったより大きいですよ♪
想像以上にパワーもありそうで、走りも豪快です!

中にはちょっと派手なカラーリングの車もあったり。
ここに来るまでに少しぶつけちゃっているようですが、気にしている様子もなく余裕を感じます(笑)
意外と女性のドライバーも多くて驚きました。

なんだかすんごい車も登場!
こちらは100年前のベントレーだそうですが、100年前でもここまで洗練された車があったんですね(驚)
馬車から本格的に自動車へ移行してそうは経っていない頃だと思いますが、単なる移動の道具ではなく長距離走行からサーキットまでトラブルなくいけちゃうんだから本当に感心します。
しかもこの車、すっごい速いんですよ!見たらびっくりしますよ!

車自体もそうそうお目に掛かれませんが、こんなに近くでじっくり運転席を拝める機会なんてないでしょう?
シンプルですが細部の造りなど結構凝ってますよね。
こんな車、一体いくらするんでしょうね?
…と思って、こっそりインターネットで調べてみたら、自動車の歴史上でも大変価値のある博物館級の車で、1億円以上、程度の良い個体だと数億円の値が付く事も珍しくないのだとか…!!(驚)
これで林道やオフロードをガンガン走って来たんですか…?(汗)
価格を知ってしまうと、恐ろしくて近付けなくなりました(笑)

他にもなかなか見られないエンジンルームなども拝見させていただきました。
綺麗にメンテナンスされてますね~
クラシックカーのコンディションを維持して長く大切に乗るには苦労も多そうですが、これだけ綺麗に清掃も行き届いていたら本当に大好きなんだな~って伝わってきますね♪
話によると、日本に比べてヨーロッパは車に限らず、手入れしながら古い物を長く大切に使う文化が根強いため、自動車メーカーも旧式の車の部品を長期間供給する体制を取っている事が多く、クラシックカー専門のショップやクラブの活動も盛んなので情報交換や部品の調達もしやすいのだとか。
純正部品だけでなくサードパーティーからの供給も積極的だったりと、クラシックカーを乗り続ける人が多い分ビジネスとしても成り立つそうで、特にイギリス本国やオーストラリアなど右ハンドル車の部品が手に入りやすい国では、日本車向けの部品供給も盛んだそうですよ。

意外な事に似合わぬハイテク機器も装備されていたりと、ギャップも面白いですね(笑)
助手席側にカーナビ(タブレット?)が装備されているようで、現代の便利なツールも上手く活用するのが快適な旅のコツでしょうか。

コースの走行を終えた後は、先日ご紹介した熊本県高森町の黒柴コーヒー様にご協力いただき、コーヒーとケーキでおもてなしさせていただきました。
日本人との味の好みの差がちょっと心配でしたが、好評だったようで安心しました♪
この後は休憩を終えた方から順番に会場を後にし、アクセスの良い道ではなく敢えて林道を走って阿蘇の方へ向かう予定なのだとか。
翌日は阿蘇から福岡まで走る最終日となるそうなので、あと1日、最後まで事故なく良い旅になりますように!
滞在時間はわずか数時間でしたが、滅多に見られない貴重な車が集まり非常に充実した時間を過ごせました。
国内外問わず、一本クヌギ・スピードウェイのような小さなサーキットが旅行のツアーなどに組み込まれる機会もないので、準備期間のやり取りなども含め大変良い経験にもなりました。
お手伝いをするはずだったのに、途中から写真を撮るのに夢中でほとんどお任せ状態になってしまいましたが、何故か私までコーヒーとケーキをご馳走になったりと、ご協力くださった黒柴コーヒー様には大変お世話になりました。
ご来場されたRally the Globeのスタッフのみなさん、参加者のみなさん、ありがとうございました!
もし、また日本でイベントを開催される時は、是非またお越しください♪
黒柴コーヒー様も、また大きなイベントなどある時はよろしくお願いします。今度はもっとしっかりお手伝いします(笑)







